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ポルトガル語のブログ
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    2025/11/01

    はじめてのブラジル・ポルトガル旅行|便利なポルトガル語フレーズ集

    ポルトガル語の響きって、ちょっと音楽みたいですよね。
    「ボン・ジーア!」と明るく言うだけで、どこか陽気なリズムが流れ出すような。

    でも、実際に旅行を計画すると「現地でうまく話せるかな」「英語が通じなかったらどうしよう」と不安になる方も多いはずです。
    大丈夫。ポルトガル語は、ほんの数フレーズ覚えるだけで、ちゃんと通じる言葉なんです。

    この記事では、ブラジルやポルトガルへ旅する初心者さん向けに、
    「これさえ知っていれば大丈夫!」というやさしいポルトガル語フレーズを、旅の流れにそって紹介していきます。
    ポルトガル語のメイン画像

    旅のはじまりは「Olá!」から

    ポルトガル語で「こんにちは」は「Olá(オラー)」といいます。
    発音は「オラ」とほぼ同じ。口を軽く丸めて明るく言えばOK。

    ブラジルやポルトガルでは、知らない人にも笑顔で挨拶する文化があります。
    スーパーの店員さん、ホテルの受付、タクシーの運転手――どんな人にも「Olá!」と声をかけてみてください。
    それだけで一気に距離が縮まります。

    朝なら「Bom dia(ボン・ジーア)」、
    昼なら「Boa tarde(ボア・タルジ)」、
    夜には「Boa noite(ボア・ノイチ)」と挨拶を変えると、より自然な印象になります。

    現地の人に「発音うまいね!」なんて褒められることもありますよ。


    “Tudo bem?” ― これだけで会話が始まる

    ブラジルでは、初対面の人にも気軽に「Tudo bem?(トゥード・ベン?)」と声をかけます。
    意味は「元気?」とか「調子どう?」。

    これに対して「Tudo bem!(元気だよ!)」と笑顔で返せば、それだけで会話成立です。
    日本語の「こんにちは」よりももっとフレンドリーで、
    「あなたと話せてうれしい」という気持ちがこもっています。

    人懐っこいブラジル人は、この“Tudo bem?”を本当によく使います。
    覚えておくと、道を聞く前や買い物の前に、自然な笑顔で会話を始めるきっかけになります。


    「ありがとう」は魔法の言葉

    旅行中に一番よく使う言葉、それはやっぱり「ありがとう」です。

    ポルトガル語では「Obrigado(オブリガード)」または「Obrigada(オブリガーダ)」。
    話す人の性別で語尾が変わります。
    男性なら「オブリガード」、女性なら「オブリガーダ」。

    これを知っているだけで印象がぐっと良くなります。
    買い物のあと、食事を終えたあと、
    小さな場面でも「Obrigada!」と伝えてみましょう。

    そして返ってくるのが「De nada(ジ・ナーダ)」=「どういたしまして」。
    このやり取りができるようになると、なんだか自分が現地の人みたいに感じて、少し誇らしくなるはずです。
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    シーン別に使える便利なフレーズをご紹介!

    レストランで使えるやさしいフレーズ

    旅の楽しみといえば、やっぱり食事ですよね。
    ブラジルのシュラスコやポルトガルの海鮮料理を味わうときに、
    注文で少しでもポルトガル語が話せたら、それだけで心が躍ります。

    注文するときは、
    「Eu gostaria de...(エウ・ゴスタリア・ジ)」=「〜をください」を使いましょう。

    たとえば、
    「Eu gostaria de um café, por favor.(コーヒーをください)」
    というように。

    最後の「por favor(ポル・ファヴォール)」は「お願いします」という丁寧な言葉です。
    どんな場面でも添えるだけで感じが良くなります。

    食事を終えたあとに「Estava delicioso!(美味しかったです!)」と言えば、
    店員さんの顔がふわっとほころびます。
    そんな一瞬が、旅の幸せのひとつですよね。


    道を尋ねるときのコツ

    知らない街を歩くと、地図を見てもわからなくなることがあります。
    そんなときに使えるのが「Onde fica...?(オンジ・フィカ)」=「〜はどこですか?」です。

    「Onde fica o banheiro?(トイレはどこですか?)」
    「Onde fica o metrô?(地下鉄はどこですか?)」

    こうして単語を入れ替えるだけで応用できます。
    道を教えてもらったら、必ず「Muito obrigado(a)!(本当にありがとう!)」と笑顔でお礼を言いましょう。

    ブラジルの人は親切で、迷っていると自分から声をかけてくれることもあります。
    少しでもポルトガル語で返せると、相手もきっと嬉しい気持ちになりますよ。


    ホテルで安心してやり取りするために

    ホテルでは英語が通じることも多いですが、
    一言ポルトガル語を添えるだけでぐっと印象が良くなります。

    チェックインのときは、
    「Tenho uma reserva.(テーニョ・ウマ・ヘゼルヴァ)」=「予約しています」。

    「Pode me acordar às sete, por favor?」=「7時に起こしてもらえますか?」
    「Qual é o número do meu quarto?」=「部屋番号は何番ですか?」

    どれも簡単ですが、言えたときの達成感は大きいです。
    ちょっと緊張しても、口に出してみる勇気を持ってください。
    それが旅をもっと楽しくしてくれます。


    トラブルのときも落ち着いて伝えよう

    旅先では、思いがけないトラブルも起こるもの。
    そんなときに助けになるのが、短くても伝わるフレーズです。

    「Socorro!(ソコーホ!)」=助けて!
    「Estou doente.(体調が悪いです)」
    「Perdi a minha carteira.(財布をなくしました)」
    「Preciso de um médico.(医者が必要です)」

    焦ってしまうときこそ、短く、はっきり伝えることが大切です。
    ブラジルやポルトガルの人は、困っている人にすぐ手を差し伸べてくれます。
    安心して周りを頼ってくださいね。


    別れの一言にもあたたかさを

    楽しい時間の終わりには、笑顔で「Tchau!(チャオ)」と伝えましょう。
    英語の「Bye!」のような感覚で、カジュアルに使えます。

    また会いたい人には「Até logo!(またね!)」、
    旅立つ人には「Boa viagem!(良い旅を!)」という言葉も素敵です。

    ブラジルでは別れ際に「Fica com Deus!(神のご加護を)」と声をかける人もいます。
    やさしくて人懐っこい言葉が多いのも、ポルトガル語の魅力ですね。
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    完璧じゃなくていい。伝えようとする心が大事

    「発音が違ったらどうしよう」「文法を間違えたら恥ずかしい」――
    そんなふうに思うかもしれませんが、心配しなくて大丈夫です。

    ポルトガル語を話す人たちは、とても寛容で、間違っても笑わずに受け止めてくれます。
    それどころか、あなたが一生懸命話そうとする姿を見て、嬉しそうに笑ってくれるでしょう。

    ポルトガル語は、“完璧”よりも“気持ち”で伝える言葉。
    「Olá!」「Tudo bem?」「Obrigada!」――
    たった3つの言葉だけでも、世界が変わるほどの魔法を持っています。
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    おわりに ― 言葉の向こうにある出会いを楽しもう

    旅先で「Bom dia!」と挨拶して返ってきた笑顔、
    お店で「Obrigada!」と伝えた瞬間の温かい反応。

    その一つひとつが、あなたの旅を特別なものにしてくれます。

    ポルトガル語は、決して難しい言葉ではありません。
    それは、“人と人をつなぐ音楽のような言葉”。

    ぜひ次の旅では、少しの勇気をもって口にしてみてください。
    あなたの「Olá!」が、きっと素敵な出会いの扉を開いてくれます。
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