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ポルトガル語のブログ
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    2025/10/28

    ポルトガル語初心者の勉強法|ゼロから話せるようになる学び方

    「ポルトガル語を始めてみたいけれど、難しそう」「ブラジルの人たちの会話って早口で、ついていける気がしない」
    そんなふうに感じていませんか?

    でも大丈夫。
    ポルトガル語は、実は日本人にとても向いている言語なんです。
    発音のルールがシンプルで、読み方も規則的。文法の基本をおさえれば、短い文で気持ちを伝えられるようになります。

    この記事では、ポルトガル語の初心者が「これなら続けられそう!」と思えるように、学び方の順番を解説していきます。
    今日から少しずつ、一緒に“ポルトガル語を自分のことばにしていく旅”を始めましょう。
    ポルトガル語のメイン画像

    大切なのは「聞いて、まねしてみる」

    新しい言葉を学ぶとき、最初に大切なのは「聞いて、まねしてみる」こと。
    意味を完璧に理解する必要はありません。
    まずはポルトガル語の“音楽のようなリズム”に慣れていくところから始めましょう。

    ブラジル人の会話を聞いてみると、言葉が歌のようにつながって聞こえませんか?
    母音が明るく、ひとつひとつの音が伸びやかに響きます。
    たとえば「ありがとう」の “obrigado(オブリガード)”。
    言葉の最後が少し下がるように発音するだけで、ぐっとやさしい響きになります。

    また、ポルトガル語には日本語にはない鼻に抜ける音があります。
    “mão(ま̃お)” “pão(ぱ̃お)”と、口を閉じきらずに、息を少し鼻に抜く。
    最初はむずかしく感じるかもしれませんが、これは練習していくうちに自然に出せるようになります。
    音を真似するときは、完璧を目指さずに「音のリズムにのって口を動かす」ことを意識してみてください。


    教科書より先に、“まるごと覚える”ことばを

    文法を覚える前に、まずは“まるごと使えるフレーズ”を手に入れましょう。
    小さな文でも、それが自分の生活に使える言葉なら、ぐんと楽しくなります。

    たとえば…

    Oi, tudo bem?(オイ、トゥード・ベン?)=やあ、元気?
    Eu me chamo ○○.(エウ・ミ・シャーモ ○○)=私は○○といいます。
    Quero um café, por favor.(ケロ・ウン・カフェ・ポルファヴォール)=コーヒーをください。

    これだけで、自己紹介も注文もできてしまいます。
    文法を分析するより、まずは口に出して体に覚えさせるのがコツ。
    声に出すと、言葉があなたの中に“感覚”として入ってきます。


    “知っていること”をポルトガル語で見てみよう

    初心者のうちは、内容がわかるテーマをポルトガル語で聞くのが効果的です。
    たとえば「日本に住んでいるブラジル人のYouTuber」や「ブラジル料理を紹介する動画」。
    映像があると、知らない単語があっても理解できます。

    たとえば料理動画で「砂糖を入れる」が “colocar açúcar(コロカール・アスーカル)” だと分かった瞬間、
    「あ、こう言うんだ!」と一気に印象に残ります。

    このように映像+音声の組み合わせは、初心者にとって最強の学習法。
    難しく考えず、まずは“興味があるテーマをポルトガル語で探す”ことから始めましょう。
    内容がわかるから、単語の意味も自然に頭に入ってきます。
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    文法は「必要になったとき」に出会うくらいでOK

    ポルトガル語の文法書を開くと、最初に出てくるのが冠詞や性別、動詞の活用…。
    でも、全部を一気に覚えようとしなくて大丈夫です。

    「これ、なんでこう言うんだろう?」と気になったときが学ぶタイミング。
    たとえば “o café” は「男性名詞」、 “a casa” は「女性名詞」。
    こうしたルールも、文の中で何度か見ていくうちに自然と身につきます。

    むしろ、最初から文法を完璧にしようとするより、自分が言いたいことをポルトガル語で言う練習をしている方が、ずっと早く成長します。


    「動詞のリズム」を覚えるだけで会話が広がる

    ポルトガル語でいちばん大切なのは動詞です。
    動詞を知ると、言いたいことの幅が一気に広がります。
    でも、暗記のように覚えるのではなく、リズムで口に馴染ませるのがポイントです。

    たとえば「行く(ir)」の現在形を言葉のリズムに乗せて言ってみましょう。

    > Eu vou, você vai, ele vai, nós vamos, vocês vão.

    声に出して繰り返すと、まるで歌のように感じませんか?
    ポルトガル語の活用は、実は“音で覚える”と楽になります。
    体が覚えたころには、会話の中でも自然に動詞が出てくるようになります。
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    一日のなかに「ポルトガル語の時間」を作る

    どんな勉強法も、「続けること」がいちばんのカギです。
    でも“続ける”と聞くと、なんだかプレッシャーを感じてしまいますよね。

    おすすめは、1日30秒から
    たとえば朝の支度をしながら “Bom dia!”(おはよう)と声に出す。
    夜寝る前に “Boa noite.”(おやすみ)と言ってみる。
    たったそれだけでも、あなたの中に“ポルトガル語のリズム”が生まれます。

    慣れてきたら、一行日記もいい練習です。
    “Hoje choveu.”(今日は雨だった)や、“Comi pizza.”(ピザを食べた)など、
    短くていいので、自分の一日をポルトガル語で書いてみましょう。


    失敗を恐れない。まちがいは「成長の証」

    最初のうちは、言葉がうまく出てこなかったり、発音が違って聞こえたりすることもあるでしょう。
    でも、それは恥ずかしいことではありません。
    むしろ、“まちがえること”こそ、上達しているサインです。

    私たちが日本語を覚えたときも、最初はたくさん言い間違えましたよね。
    ポルトガル語も同じです。
    話して、直して、また話す。
    その繰り返しが、やがてあなたの言葉を作っていきます。
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    今日から、あなたも「ポルトガル語で挨拶」してみませんか?

    ここまで読んでくださったあなたは、もう第一歩を踏み出しています。
    このページを閉じたあと、誰かに“Oi!” と言ってみてください。
    それだけで、もうポルトガル語学習者の仲間入りです。

    言葉は、覚えるものではなく、生きるもの
    ひとつ覚えるたびに、あなたの世界が少しずつ広がっていきます。
    焦らず、少しずつ、自分のペースで続けていきましょう。

    最後に、今日の合言葉を。

    > “Hoje eu começo. Vamos juntos.”
    > ― 今日、始めよう。一緒に進もう。
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